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私の「風景写真」Gallery・ヤチホドットコム
    

ミラーの有る、無しだけでも大分撮影感覚は異なります。まずミラーレスカメラはミラーが無いのでミラーの
音がしません。今までの感覚から言うと何となく撮れたのか物足りなさを感じるのも事実です。
EOSはミラーアップして撮影してもミラーを上げる音が「バシャ」とします。
撮るぞと実感がわきます。ただ、これは音だけではなく振動も大きいのです。

α7R4はマニアルフォーカスでも本体後ろの大型液晶でのライブビュー表示より
ファインダーで見た方がピントがあわせやすいです。

ピントの合った所の色を変えるピーキング機能も大変便利です。プレビュー拡大倍率も
αは11.9倍でEOSは10倍です。

注意)αではCanon EFレンズ撮影時にタムロンマウントコンバータMC-11を付けての撮影です。
このコンバーターはレンズは入っていないので画質への影響はほとんど無いと思われます。


CanonEFレンズ2本を
α7RWとEOS1DsmkVで撮影比べ
6100万画素と2110万画素を比較します


撮影条件
絞りF5.6、シャッタースピードオート、ISOAUTO、マニアルフォーカス、ハスキー3段、リモートスイッチ、レンズ&本体手ブレ補正OFF

画像処理
全体写真はリサイズして小さくしていますが部分写真はJPEG画像をピクセル等倍表示から
同一ソフトを使って無修正、同一条件でカット&JPEG保存しています。
両者の画素数が約3倍ほど異なりますので等倍切り取り画像は当然大きさが異なります。
しかし、あえて両機の最高画素数で比べて画質比較してみました。

ホワイトバランスが異なっていて色合いが異なりますのでご注意ください。

レンズ中心部の撮影画像  赤枠部分のピクセル等倍切り抜き
レンズ周辺部の撮影画像 赤枠部分のピクセル等倍切り抜き
レンズ周辺部の撮影画像 赤枠部分のピクセル等倍切り抜き
Canon EF24-70mm F4L IS USM
SONY α7RW + MC-11 Canon EOS1DsmkV
焦点距離約65mm
(中心部) SONY α7RW + MC-11 (中心部) Canon EOS1DsmkV

(周辺部) SONY α7RW + MC-11 (周辺部) Canon EOS1DsmkV
今回のテストは同一レンズ異機種比較です。αにはEFレンズはそのままではつかないのでMC-11コンバータを付けての撮影です。
しかし、このコンバータは大変優秀でαにEFレンズを付けてほとんどのレンズでオーフォーカスも普通に利きます。
EFレンズを標準レンズのように使えるとても優れたコンバータです。

さて、撮影画像の比較はレンズ中央部分、周辺ともに明らかにαのほうが解像しています。3倍の画素数の違いはこういうところに
現れてきます。ただ、やはりαはローパスフィルターが内蔵されていないので解像度は上がる分、やや擬色が発生しています。



Canon EF70-200mm F2.8L IS U USM
SONY α7RW + MC-11 Canon EOS1DsmkV
焦点距離約110mm
(中心部) SONY α7RW + MC-11 (中心部) Canon EOS1DsmkV

(周辺部) SONY α7RW + MC-11 (周辺部) Canon EOS1DsmkV
今回のαとEOSの大きな違いはミラー有無、画素数のほかにもう一つ画質を左右する大きな違いがあります。それはセンサーに
ローパスフィルター内蔵の有無です。当然ローパスフィルターの無いαのほうが画質には有利です。

4枚の画像を比べてみてわかることはやはりαのほうが高解像度です。しかし、同じレンズなのにレンズ周辺部の画質劣化が
EOSのほうが少ないように思います。この当たりはセンサーの違いによるものでしょう。




感想

今回のテストはSONYのα7R W (6100万画素)とCanon EOS-DsmkV(2110万画素)を同一レンズで比較してみました。
両者のボディー側での大きな違いはセンサーの構造が異なり画素数が大きく異なります。そして、ローパスフィルターが
αは無い分、分解能は有利です。しかし、今回の差は大判プリントしないとわからない範囲だと思います。
私はこのEOS1Dsmk3でA1サイズ(84cm×59cm)のプリントもしていますが全然遜色有りません。

両機種の違いで、αは裏面照射センサーで高感度時のノイズが少ない点も忘れては
いけません。この高感度ノイズは、また次回テストしてみたいと思います。ご期待ください。

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